インドでよく訪れていた場所のひとつ、オリッサ州のプーリー。
プーリーはジャガンナート寺院で有名な聖地ですが、滞在していたのは寺院から離れた小さな漁村。特に何か特徴があるわけでもなくのんびりしたローカルな雰囲気が好きで長居をしてしまう海辺の村でした。
砂浜の白い建物はアシュラム、ベンガル湾から太陽が昇るころ潮風に吹かれながらヨガを習っていた思い出の場所です。
漁村の家は長屋のように立ち並んでいます。バナナの葉を重ねた屋根とレンガ壁、小さな家に住んでいるのは子だくさんの家族が多く、お父さんは漁師、お母さんは新鮮な魚をマーケットで売ったりお惣菜にして道端で売ったり。漁村にある食堂やホテルでは時々びっくりするくらい美味しいフィッシュカレーを食べることができました。
暑い夜、村人たちは編みベッドを外に出して寝ていました。目の前が海でもほとんど泳がないのですごく暑い時は井戸水を汲んで水浴び。水道も電気もない生活ですが逞しく明るく生きている姿に目に見えない豊かさを感じます。これはインドのどこに行っても感じる感覚。宗教観や信仰心からくるものなのかなと漠然と思っています。
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